CONTEXT [詩人と作品] 約15秒
四月は、
いちばん残酷な月。
T・S・エリオット代表作『荒地』
戦争のあとの世界を、言葉の断片で描いた。
『荒地』は1922年に発表された。さまざまな言語、古典の引用、酒場の会話が、つなぎ目なく並べられる。
読者は筋を追うのではなく、崩れた文明の破片を拾い集めるように読むことになる。その手法は20世紀の文学のあり方を大きく変えた。
型作者と作品ハブ代表作
- 意外性
- 共感度
- コンテンツ性
- 世界観近似性
画像:1923年(撮影 Lady Ottoline Morrell)/Public domain/Wikimedia Commons 出典
画像:『荒地』が初めて載った季刊誌「The Criterion」創刊号(1922年10月)/CC BY-SA 4.0/Wikimedia Commons 出典
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詩・1922年
長編詩『荒地』The Waste Land「四月はいちばん残酷な月」で始まる長編詩。第一次世界大戦後のヨーロッパの荒廃を描いた、モダニズム詩の代表作。
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[削った友人] 事実
名作は、友人の赤ペンで生まれた。
人物
エズラ・パウンドアメリカの詩人。モダニズムの詩を牽引し、エリオットの『荒地』の草稿に大胆に手を入れて仕上げを助けた。
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別の路線へ
詩・1925年
『うつろな人々』The Hollow Men「世界の終わりはこうだ、爆発ではなく、すすり泣きで」と結ばれる詩。題辞にコンラッド『闇の奥』の一行を掲げる。
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[題辞] 事実
詩の冒頭に、小説の一行がある。
書籍・1899年
ジョセフ・コンラッド『闇の奥』象牙交易の奥地へ向かう船乗りマーロウが、消息を絶った交易所の責任者クルツを探す物語。当時のコンゴ自由国が舞台とされる。
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[コンゴという土地] ハブ
植民地の奥地と、独立の叫び。
映画・2000年
ラウル・ペック『ルムンバの叫び』コンゴ独立の指導者パトリス・ルムンバの、首相就任から殺害までを描いた映画。
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闇の奥 から分岐
[船乗りが見た川] 作者と作品
作家は自分で、コンゴ川を遡っていた。
人物・1857年
ジョセフ・コンラッドポーランド生まれの英国の小説家。船乗りとして世界の海を渡ったのち、英語で『闇の奥』『ロード・ジム』などを書いた。
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闇の奥 から分岐
[川を遡る物語] 事実
コンゴの川は、ベトナムの川になった。
映画・1979年
コッポラ『地獄の黙示録』ベトナム戦争のさなか、軍を離れて奥地に王国を築いたカーツ大佐の暗殺を命じられた大尉の旅。1979年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受けた。
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[パルム・ドールの系譜] ハブ
ジャングルの奥の戦争と、東京の片隅の家族。
映画・2018年
是枝裕和『万引き家族』万引きで暮らしを補う一家と、彼らに拾われた少女を描いた映画。2018年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受けた。
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[家族とは何か] 作者と作品
日本映画に21年ぶりのパルム・ドールをもたらした。
人物・1962年
是枝裕和テレビのドキュメンタリー演出から映画監督になった。『誰も知らない』『万引き家族』『海街diary』などを撮っている。
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[見過ごされた子どもたち] 作者と作品
14歳の少年が、カンヌで最年少の男優賞を得た。
映画・2004年
是枝裕和『誰も知らない』母親に置き去りにされた四人のきょうだいの暮らしを描いた映画。長男を演じた柳楽優弥がカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受けた。
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地獄の黙示録 から分岐
[監督も奥地へ] 作者と作品
映画の撮影そのものが、地獄の行軍になった。
人物・1939年
フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』の映画監督。
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[黒澤明を経由して] ハブ
コッポラは、黒澤の映画づくりを支えた。
映画・1963年
黒澤明『天国と地獄』エド・マクベインの小説『King’s Ransom』を原作に、誘拐事件を通じて企業家の倫理と社会の格差を描いた作品。



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