CONTEXT [手紙の中の曼荼羅] 約20秒
その図は、
手紙に描かれていた。
南方曼荼羅『南方熊楠 土宜法竜 往復書簡』
曼荼羅は、ひとりの僧への返事として生まれた。
南方熊楠と土宜法竜は、1893年にロンドンで出会い、その後も長く手紙を交わした。仏教と西洋の科学、因果と偶然をめぐる議論のなかで、熊楠は自分の考えを一枚の図にして法竜に送った。
往復書簡を読むと、南方曼荼羅は完成した理論ではなく、対話の途中で生まれた思考の形だったことがわかる。
型事実ハブ往復書簡
- 意外性
- 共感度
- コンテンツ性
- 世界観近似性
画像:南方熊楠が土宜法竜への書簡(1903)に描いた図/Public domain/Wikimedia Commons 出典
画像:南方熊楠の書簡に描かれた図/Public domain/Wikimedia Commons 出典
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書籍・1990年
『南方熊楠 土宜法竜 往復書簡』ロンドンで出会った南方熊楠と、真言宗の僧・土宜法竜が交わした手紙をまとめたもの。二人は仏教と科学をめぐって長い議論を交わした。
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別の路線へ
人物・1904年
ジェームズ・J・ギブソンアメリカの知覚心理学者。環境が動物に差し出す行為の可能性を「アフォーダンス」と名づけた。
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[名づけた人] 作者と作品
椅子は、座ることを差し出している。
思想・1979年
アフォーダンス環境が動物に与える、行為の可能性。椅子は「座る」ことを、取っ手は「つかむ」ことをアフォードする。ギブソンの造語。
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[関係から世界を見る] 似ている
物ではなく、つながりを見る。
思想・1903年
南方曼荼羅南方熊楠が、世界の出来事が因果と偶然で絡み合うさまを一枚の図に描いたもの。真言宗の僧・土宜法竜への手紙に記された。
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[書き手と図] 作者と作品
世界のつながりを、一枚の図に描いた。
人物・1867年
南方熊楠和歌山生まれの博物学者。粘菌の研究で知られ、若い頃はロンドンの大英博物館に通って学んだ。
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[ロンドンですれ違う] 事実
同じ年に生まれた二人は、ロンドンですれ違った。
人物・1867年
夏目漱石『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』『こころ』の作家。熊本の第五高等学校で教えたのち、1900年から英国に留学した。
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[画工の目、作家の目] 作者と作品
「非人情」は、漱石自身の宿題だった。
書籍・1906年
夏目漱石『草枕』「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。」で始まる、画工が非人情の世界を求めて旅する小説。
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[非人情という共通言語] 事実
枕元にあった二冊は、聖書と『草枕』だった。
人物・1932年
グレン・グールドバッハ演奏で知られ、クラシック音楽における「演奏とは何か」という考え方そのものを変えた20世紀を代表するピアニスト。
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[始まりと終わりの録音] 事実
デビューも最後の録音も、同じ曲だった。
音楽・1741年
バッハ『ゴールドベルク変奏曲』アリアと30の変奏からなる鍵盤作品。1741年ごろに出版された。グレン・グールドの1955年の録音によって、20世紀に広く聴かれる曲になった。
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[バッハを経由して] ハブ
ジャズのピアニストも、バッハから始め直した。
音楽・1970年
ブラッド・メルドーアメリカのジャズ・ピアニスト。ピアノ・トリオでの演奏のほか、バッハやロックの曲を独自に解釈した録音でも知られる。
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草枕 から分岐
[小説の舞台を訪ねる] 事実
「那古井」は、地図の上にもあった。
宿・1868年
小天温泉『那古井館』明治元年創業を掲げる、熊本・小天温泉の宿。
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[湯宿と物語] 似ている
小説に描かれた湯と、山奥に守られた湯。
宿
乳頭温泉郷「鶴の湯」秋田県の乳頭温泉郷でもっとも古いとされる湯宿。茅葺き屋根の長屋と白濁の湯で知られる。



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