CONTEXT [コンゴという土地] 約30秒
植民地の奥地と、
独立の叫び。
コンラッド『闇の奥』(1899)コンゴ『ルムンバの叫び』
ハブはコンゴ。時代を隔てて、同じ土地が二度描かれた。
コンラッドの『闇の奥』は、象牙を求めて川を遡る船乗りの物語で、ベルギー国王の私領だったコンゴ自由国が舞台とされる。植民地支配の暴力を、欧州の側から見つめた小説である。
1960年、コンゴは独立し、パトリス・ルムンバが初代首相となった。だが翌年、ルムンバは殺害される。その短い時間を描いたのが『ルムンバの叫び』である。
奥地へ向かう欧州人の物語と、独立を叫ぶコンゴの人の物語。同じ土地を、反対の側から見た二つの作品が並ぶ。
型ハブハブコンゴ
- 意外性
- 共感度
- コンテンツ性
- 世界観近似性
画像:© 権利者/出典 映画.com 出典
画像:初出の「ブラックウッズ・マガジン」1899年2月号/Public domain/Wikimedia Commons 出典
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書籍・1899年
ジョセフ・コンラッド『闇の奥』象牙交易の奥地へ向かう船乗りマーロウが、消息を絶った交易所の責任者クルツを探す物語。当時のコンゴ自由国が舞台とされる。
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[船乗りが見た川] 作者と作品
作家は自分で、コンゴ川を遡っていた。
人物・1857年
ジョセフ・コンラッドポーランド生まれの英国の小説家。船乗りとして世界の海を渡ったのち、英語で『闇の奥』『ロード・ジム』などを書いた。
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闇の奥 から分岐
[川を遡る物語] 事実
コンゴの川は、ベトナムの川になった。
映画・1979年
コッポラ『地獄の黙示録』ベトナム戦争のさなか、軍を離れて奥地に王国を築いたカーツ大佐の暗殺を命じられた大尉の旅。1979年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受けた。
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[パルム・ドールの系譜] ハブ
ジャングルの奥の戦争と、東京の片隅の家族。
映画・2018年
是枝裕和『万引き家族』万引きで暮らしを補う一家と、彼らに拾われた少女を描いた映画。2018年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受けた。
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[家族とは何か] 作者と作品
日本映画に21年ぶりのパルム・ドールをもたらした。
人物・1962年
是枝裕和テレビのドキュメンタリー演出から映画監督になった。『誰も知らない』『万引き家族』『海街diary』などを撮っている。
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[見過ごされた子どもたち] 作者と作品
14歳の少年が、カンヌで最年少の男優賞を得た。
映画・2004年
是枝裕和『誰も知らない』母親に置き去りにされた四人のきょうだいの暮らしを描いた映画。長男を演じた柳楽優弥がカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受けた。
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地獄の黙示録 から分岐
[監督も奥地へ] 作者と作品
映画の撮影そのものが、地獄の行軍になった。
人物・1939年
フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』の映画監督。
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[黒澤明を経由して] ハブ
コッポラは、黒澤の映画づくりを支えた。
映画・1963年
黒澤明『天国と地獄』エド・マクベインの小説『King’s Ransom』を原作に、誘拐事件を通じて企業家の倫理と社会の格差を描いた作品。
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[原作から再解釈へ] 事実
誘拐劇は、60年後にアメリカへ戻った。
映画・2025年
『HIGHEST 2 LOWEST』スパイク・リーが、黒澤明『天国と地獄』の構造を現代のニューヨークへ移し替えた作品。富、家族、選択の価値が問われる。
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[もう一本の源流] 事実
始まりは黒澤ではなく、一冊の小説だった。
書籍・1959年
エド・マクベイン『キングの身代金』架空の街アイソラの87分署を舞台にした警察小説シリーズの一作。原題『King’s Ransom』。靴会社の重役のもとに、身代金を要求する電話がかかってくる。
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HIGHEST 2 LOWEST から分岐
[同じ配信の窓] 事実
誘拐劇とSFが、同じ画面から届く。
ドラマ・2025年
ヴィンス・ギリガン『プルリブス』『ブレイキング・バッド』のヴィンス・ギリガンが手がけた Apple TV+ のドラマ。人々の心がひとつに溶け合っていく世界で、それに加わらない一人の女性を描く。
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[たった一人で] 似ている
誰も味方がいなくても、一人で立つ。
ドラマ・2022年
『リーチャー 正義のアウトロー』リー・チャイルドの小説シリーズを原作にしたドラマ。元軍人のジャック・リーチャーが、ひとりで各地の事件に立ち向かう。



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