CONTEXT [描く手] 約30秒
描くことを奪われても、
描いた日々は消えない。
すずの右手藤野と京本の漫画
意味の上での近さから結ばれた区間。二つの作品に直接の関係はない。
『この世界の片隅に』のすずは、絵を描くことが好きな少女だった。けれども空襲のあと、時限爆弾の爆発に巻き込まれ、絵を描いてきた右手を失う。
『ルックバック』は、漫画を描くことに人生を懸けた藤野と京本の物語である。二人の時間は、ある日の突然の出来事によって断ち切られる。
どちらの作品も、描く手がもう届かなくなったあとで、それでも描いた日々が人を支えることを描いている。描くことを主題にした二本のアニメーション映画として、並べて観られてよい。
型似ているハブ描く手
- 意外性
- 共感度
- コンテンツ性
- 世界観近似性
画像:© 2019 こうの史代・コアミックス/「この世界の片隅に」製作委員会/出典 映画.com 出典
画像:© 藤本タツキ/集英社(単行本の表紙)/出典 集英社 出典
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漫画・2021年
藤本タツキ『ルックバック』漫画を描くことに打ち込む二人の少女を描いた読み切り。2021年に少年ジャンプ+で公開され、2024年にアニメーション映画になった。
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[描く人を描く] 作者と作品
漫画家が、漫画を描く人を描いた。
人物
藤本タツキ『チェンソーマン』『ルックバック』『ファイアパンチ』の漫画家。
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[悪魔を狩る少年] 作者と作品
借金を背負った少年に、チェンソーの心臓が宿る。
漫画・2018年
藤本タツキ『チェンソーマン』悪魔のポチタと一体になり、チェンソーの悪魔の力を得た少年デンジの物語。2018年に週刊少年ジャンプで連載が始まった。
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[体に宿るもう一つの命] 似ている
悪魔の心臓と、右手の寄生生物。
漫画・1988年
岩明均『寄生獣』人間に寄生する生物が現れた世界で、右手に寄生された高校生・泉新一と「ミギー」の共生を描いた漫画。
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[内側から入れ替わる人類] 似ている
隣の人が、昨日までの人ではない。
ドラマ・2025年
ヴィンス・ギリガン『プルリブス』『ブレイキング・バッド』のヴィンス・ギリガンが手がけた Apple TV+ のドラマ。人々の心がひとつに溶け合っていく世界で、それに加わらない一人の女性を描く。
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[同じ配信の窓] 事実
誘拐劇とSFが、同じ画面から届く。
映画・2025年
『HIGHEST 2 LOWEST』スパイク・リーが、黒澤明『天国と地獄』の構造を現代のニューヨークへ移し替えた作品。富、家族、選択の価値が問われる。
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[原作から再解釈へ] 事実
誘拐劇は、60年後にアメリカへ戻った。
映画・1963年
黒澤明『天国と地獄』エド・マクベインの小説『King’s Ransom』を原作に、誘拐事件を通じて企業家の倫理と社会の格差を描いた作品。
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[小説から映画へ] 事実
身代金の電話は、横浜の高台で鳴った。
書籍・1959年
エド・マクベイン『キングの身代金』架空の街アイソラの87分署を舞台にした警察小説シリーズの一作。原題『King’s Ransom』。靴会社の重役のもとに、身代金を要求する電話がかかってくる。
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天国と地獄 から分岐
[黒澤明を経由して] ハブ
コッポラは、黒澤の映画づくりを支えた。
人物・1939年
フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』の映画監督。
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[監督も奥地へ] 作者と作品
映画の撮影そのものが、地獄の行軍になった。
映画・1979年
コッポラ『地獄の黙示録』ベトナム戦争のさなか、軍を離れて奥地に王国を築いたカーツ大佐の暗殺を命じられた大尉の旅。1979年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受けた。
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[パルム・ドールの系譜] ハブ
ジャングルの奥の戦争と、東京の片隅の家族。
映画・2018年
是枝裕和『万引き家族』万引きで暮らしを補う一家と、彼らに拾われた少女を描いた映画。2018年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受けた。
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[家族とは何か] 作者と作品
日本映画に21年ぶりのパルム・ドールをもたらした。
人物・1962年
是枝裕和テレビのドキュメンタリー演出から映画監督になった。『誰も知らない』『万引き家族』『海街diary』などを撮っている。



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