CONTEXT [信仰復興運動] 約20秒
熱狂させる伝道者を、
歴史家は分析した。
映画「エルマー・ガントリー」信仰復興運動『アメリカの反知性主義』
同じアメリカの風景を、物語と歴史書が描いている。
「エルマー・ガントリー」の主人公は、巧みな弁舌で人々を熱狂させる信仰復興運動の伝道者だ。
ホーフスタッター『アメリカの反知性主義』は、こうした信仰復興運動を、アメリカで知性への不信が育った源流の一つとして取り上げている。
映画が一人の男の物語として描いたものを、歴史書は社会全体の流れとして描いた。
型似ているハブ伝道者と大衆
- 意外性
- 共感度
- コンテンツ性
- 世界観近似性
画像:主演バート・ランカスター(本作でアカデミー主演男優賞)の肖像(Nicholas Volpe 画)/CC BY-SA 4.0/Wikimedia Commons 出典
画像:みすず書房版の表紙/© みすず書房/出典 みすず書房 出典
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書籍・1963年
アメリカの反知性主義アメリカ社会に根づく知性への反発を、宗教・政治・ビジネス・教育の歴史からたどった本。ピュリッツァー賞を受賞した。
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[言葉と本] 事実
ひとつの言葉を、一冊の本が広めた。
言葉
反知性主義知性や知識人への反発・不信を表す言葉。ホーフスタッター『アメリカの反知性主義』で広く知られるようになった。
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アメリカの反知性主義 から分岐
[著者と作品] 作者と作品
ピュリッツァー賞を二度受けた歴史家。
人物
リチャード・ホーフスタッターアメリカの歴史家。コロンビア大学で教え、『アメリカの反知性主義』などで二度ピュリッツァー賞を受けた。
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別の路線へ
書籍・1866年
罪と罰貧しい元学生ラスコーリニコフが、自分の理屈で老婆を殺し、罪の意識に追いつめられていく長編小説。
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[作家と作品] 作者と作品
理屈で殺した青年は、良心に追いつめられる。
人物
ドストエフスキーロシアの作家。『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』などで、人間の内面と信仰を深く描いた。
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[アウトサイダーの系譜] 事実
社会の外に立つ人間の原型が、ここにいる。
書籍・1956年
コリン・ウィルソン『アウトサイダー』社会の中に居場所を見いだせない人間=アウトサイダーを、カミュ、ドストエフスキー、ゴッホらの作品と生涯からたどった評論。20代半ばのデビュー作がベストセラーになった。
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[中央から離れて] 似ている
画壇の外で、描き続けた画家。
人物・1908年
田中一村50歳で奄美大島に移り住み、亜熱帯の植物や鳥を描き続けた日本画家。中央の画壇から離れて暮らした。
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[世を離れて描く] 似ている
小説の画工を、生きてしまった画家がいる。
書籍・1906年
夏目漱石『草枕』「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。」で始まる、画工が非人情の世界を求めて旅する小説。
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[非人情という共通言語] 事実
枕元にあった二冊は、聖書と『草枕』だった。
人物・1932年
グレン・グールドバッハ演奏で知られ、クラシック音楽における「演奏とは何か」という考え方そのものを変えた20世紀を代表するピアニスト。
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[始まりと終わりの録音] 事実
デビューも最後の録音も、同じ曲だった。
音楽・1741年
バッハ『ゴールドベルク変奏曲』アリアと30の変奏からなる鍵盤作品。1741年ごろに出版された。グレン・グールドの1955年の録音によって、20世紀に広く聴かれる曲になった。
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[バッハを経由して] ハブ
ジャズのピアニストも、バッハから始め直した。
音楽・1970年
ブラッド・メルドーアメリカのジャズ・ピアニスト。ピアノ・トリオでの演奏のほか、バッハやロックの曲を独自に解釈した録音でも知られる。
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草枕 から分岐
[画工の目、作家の目] 作者と作品
「非人情」は、漱石自身の宿題だった。
人物・1867年
夏目漱石『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』『こころ』の作家。熊本の第五高等学校で教えたのち、1900年から英国に留学した。



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